梅雨明けが決まると、東京も晴れやかな景色になるような。

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今日のダーリン
・この宿はどうにも間が抜けている。小さな門から、瀟洒な佇まいの玄関までは、タイヤが砂利を踏む音をさせながらタクシーで入ってこられる。高い所にあるせいか夏だというのに霧が立ち込めていて、なんとも幻想的な導入だったのだが、いまにして思えば、あの霧がなかったなら笑うに笑えぬあれこれの粗が目立ってそのまま引き返したくなっていたにちがいない。急に思い立って急に予約をしたのだから文句は言えない。到着してすぐに、お食事の献立をどうするか聞かれた。温泉に入りながらその場で流しそうめんができるという。なんなら玩具の花火もできるという。そんなにいろいろと同じ場所でやらなくてもいい。しかも、流しそうめんは「当旅館独自の温麺」だと。ちょっと考え過ぎの企画ではないかと思う。なにかと平凡にしてください、とだけ注文を出すが、「では、アジフライでよろしいですね」と決められる。仲居さんは、声に出してメモをしている。「アジフライ、3枚、平凡に!」。なんとなくそういう趣旨ではないようにも思うが、メモを添削してもしかたがないので黙っていた。 二階の角の部屋は南と西の窓が開けられていて、森からの涼しい風が入ってくる。部屋の低いテーブルに、紙袋が置いてあって、ジージーばたばたガサガサとうるさい音を立てている。これはなんですかと質問してみると、「蝉ですよ」と。庭に出て蝉を取りに行く人もいるから、あらかじめ取っておいて差し上げた、ということらしい。とてもわかりにくい親切、なのだが、相手は本気である。さっきから、うるさいほどの「カーン」という音が、窓の外から聞こえているので、それについても聞く。「ししおどしですね。風情です」そういうことか。「他のお宿のよりも大きい音を出せるように、主(あるじ)がほんとうに苦労して…」と。鹿を本気で脅かすつもりなのか、人も驚いています。あの音が止められないのなら、窓を閉めるしかない。今夜、ここで寝るのかと思うと、どうにも不安である。(ここまで、すべて事実ではなく只のでまかせです) 今日も、「ほぼ日」に来てくれてありがとうございます。梅雨明けが決まると、東京も晴れやかな景色になるような。
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僕のタワゴト
「親切」と「おせっかい」って何なんだろう。
気が利くだとか粋だねだとかの褒め言葉はあるけど、その裏には数多もの「なるほどね…」が埋められているように感じて仕方がない。
それが怖くて、ぼくは気が利かない人間になっていると思っている。周囲の変化に気づいているけど、考えているうちにチャンスを逃す。本当に相手が求めている価値、いわゆる潜在的なニーズを聞き出してファクトと主観を切り離して問題を抽出する。これがぼくが道つけたいスキルだし、プロダクトをよりユーザーフレンドリーにするために欠かせない考え方だと思う。少しずつ勉強しよう。