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興味があっても、その順番がちがうということもあるしね。
今日のダーリン
思うんだけど、「災害級の暑さ」って言われてもなぁ。台風やら豪雨やらのことを「災害」だと思っていたので、「暑さ」と「災害」はなかなか結びつかない。でも、命の危険がありますということなのだから、それはたしかに「災害級」ということなんだろう。ぼくもそうだけど、冷房の効いた屋内にいる人は、その「災害級の暑さ」を感じてないことも多いわけで、だからどうしたらいいのかもよくわからない。そのニュースを伝えているテレビスタジオにしたって、ちゃんとエアコンが効いてて暑くはないわけだしね。わざわざカメラとマイクとレポーターが暑いところに出て、「危険です災害級の暑さです！」とか中継してくれても、「たいへんなものだねぇ」と言うしかない。
正直に言うと、ぼくはあんまり暑さ寒さの話をしない。社会人だし、人づきあいもあるから、人並みくらいには言ってるのだけれど、好きではない。暑いと言い続けて涼しくなったこともないし、寒いと叫んで暖かくなったためしもない。そして、暑い暑いと言えば言うほど、気持ちが暑さに捕まってしまうので、それがいやなのだ。「そんなこと言ってると熱中症になっちゃうよ」？いやいや、別にがまんしているわけじゃない。エアコンも点けてるし、温度の管理もしているよ。「暑い暑い」と言うのが、好きではないというだけだ。だいたい、ぼくは「ミスターマジョリティ」とからかわれるくらい平凡な人間なのだが、たまーに、みんなが話題にしてることに興味を示さないこともあるんだよ。いや、暑くないわけじゃないんだよ、暑いよ、ふつうに。ただ、暑さ寒さに興味が薄いんだよなぁ。
前々からよく言ってることだけど、「何万人という人が野球のスタジアムに集まっていても、何割かの人は野球の試合を見てない」んだよね。わざわざ球場に来てても、見てない人はとても多いのだ。それが現実っていうもののおもしろさでもあるし、「人のこころはそれぞれ」なんだよなぁってことだ。同じになれ、っていう気持ちを持つのは、まちがいなのさ。「災害級の暑さ」とか言われていても、なお、ね。
今日も、「ほぼ日」に来てくれてありがとうございます。興味があっても、その順番がちがうということもあるしね。
ぼくのタワゴト
「暑い」だけじゃなくて「しんどい」でも言えるよね。
しんどいのは確かなことかもしれないけど、共感しあったところでなにか解決するものではない。
いや暑さと違ってしんどさは事実ではなく受け取り方だから話すことによって和らぐのか。前言撤回させて欲しい。
たぶんここを混同しているからヒトは共感したがる。
「暑い」と思ってなくても良いし、「しんどい」と思ってても良い。「人の心はそれぞれ」。
だからしんどいことも苦しいことも、もっと軽率にオープンにしちゃってもいいのかな。