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自分の怠惰をうまく利用して毎日を積み重ねていこう

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今日のダーリン
ほぼ日手帳について、「続くとか続かないとか」の問題は、毎年のようにあちこちで語られています。 だいたいは「続かない」という人がそう話し出すんです。ほぼ日手帳は電気じかけの機械じゃないので、持っていたら自然に文字が出てくるということはないです。「続かない」というのは、ほんとはじぶんが「続けてない」というだけのことなのだけれど、そう言ったら角が立つから言いません。ほんとうに書いて続けることをたのしみたいのなら、だれにでもできるやり方はあるように思うんです。
こういう話を聞きました。マラソンの距離を走るのは難しくて、できる人は少ない。1万メートルを走るのもとても難しい。100メートルを走るのも、毎日やるのは簡単じゃない。しかし、これはやろうと思えばできないことじゃない。100メートル歩くのは、どうだろう?それはできる。なんだったら、10メートル歩くのならもっとできる。いやいや、さらにランニングシューズを履くだけなら?これは、もう、できないとは言えないだろう。毎日、ランニングシューズを履くだけでやめてみよう。これなら続けたくない人以外なら、続けられるはずだ。毎日、ランニングをしないのにシューズだけは履く。ちょっとぐらい走ってもいいんじゃないか、とも思う。そんなら、ちょっとぐらい走ってみなさいな。ちょっと走る、あんがい走れる、もうちょっと走ろうかな。ほんとうにできることだけをしていて、もうちょっとしたくなるのを待つという方法らしい。これは、なんか、わかるんですよねー。
ほぼ日手帳だったら、毎日、開いて読んでみようか。書かないでいい、なんにも書かなくても開いてみる。これだけをやっているうちに、「あ」ぐらい書いたりね。「こんな開くだけのこと、いつまでやっているの」だとか。 「それなりに、もう10日続いてるじゃないか」とか書く。ここらへんでやめちゃう人もいるかもしれないけれど、やがて、今日はどんなひとことを書くか考えるようになる。昼間のうちに、「おれはヒレよりロースが好きかな」とか、思ったらそれが書くネタになると思うようになる。「ぜひやめたい」のでなければ、このへんから続いていく。
今日も、「ほぼ日」に来てくれてありがとうございます。なにか続いていることがあると、それが自信にもなるんです。
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僕のタワゴト
「継続」って難しい。
毎日手帳などなどの「続く続かない」は人間の永遠の課題である。最初は恥ずかしいくらいに意気込んでいても、三日坊主になるのは日常茶飯事。その挫折に起因する罪悪感がさらに継続欲を削ぐなんてことも。
でも厳しいことを言うと「続かない」のではなく「続けてない」のである。
「毎日ランニングする」だった場合、毎日100mだけ走るのも難しい。10m歩く、ランニングシューズを履くってことから始める。「今日くらい走ってみようかな」と思ってみて案外走るのも悪くないことに気づいたりする。
手帳も毎日開けることから始める。気分がいいときは落書きでもいいから書いてみる。本当に書きたくなかったら開けることもしないのだから。
こんな怠惰な人間だからこそ、続けているものがあるだけで、自分の自信になる。自分の怠惰をうまく利用して積み重ねていこう。